音楽通し自然・文化学ぶ 奄美市で唄島キャンプ

2018年08月15日

子ども・教育

唄島キャンプの1時間目で講話するNPO法人ディ!の麓代表=14日、奄美市名瀬の県立奄美少年自然の家

唄島キャンプの1時間目で講話するNPO法人ディ!の麓代表=14日、奄美市名瀬の県立奄美少年自然の家

 歌や音楽を通して文化意識を高める宿泊研修「唄島キャンプ」(NPO法人ディ!主催)が14日、奄美市名瀬の県立奄美少年自然の家で始まった。児童生徒約50人が参加。1泊2日の日程で、島にゆかりのある唄者やアーティストらを講師に奄美の自然や歴史、文化について学ぶ。

 

 音楽を通じて島内外に奄美の自然・文化の魅力を発信する奄美市「唄島プロジェクト」の関連イベント。初日の1時間目は同法人代表の麓憲吾さんが「島の音楽文化のムン話『奄チュアミュージック』と題し講話した。麓さんは、メディアの発達で外の情報が多く入ってくるようになり、足元(自分の住む場所)のことを知る機会が少なくなったと話し、「唄もメディアの一つ。みんなが感じたことを唄にのせ、島のこと、自分のことを伝えていく機会をつくっていこう」と呼び掛けた。

 

 この日は村松健さん、サーモン&ガーリック、中村瑞希さん、前山真吾さんら奄美大島にゆかりのあるアーティストがそれぞれ島唄や島口について講義。15日は自然、大島紬、黒糖焼酎などについて講座が開かれる。