コンビニで証明書交付 マイナンバー利用、県内離島初 奄美市
2020年01月07日
政治・行政
奄美市は6日、マイナンバーカード(個人番号カード)を使って住民票の写しなどの各種証明書を全国のコンビニで取得できるサービスを開始した。県内市町村で7番目、県内離島では初めて。同サービスに対応している自治体の住民も島内のコンビニで利用可能になった。朝山毅市長は「旅行者にとって非常に便利なシステム。市民が急を要する際も取得でき、市民サービス向上につながる」と話した。
マイナンバー制度は行政効率化や国民の利便性向上を目的に個人の識別番号(12桁)を指定したもの。マイナンバーカードは2016年1月に交付開始した。奄美市の交付率は19・18%(昨年12月22日現在)で、県内で2番目に高い。
コンビニ交付サービスは事業費242万5千円を投じて導入した。島内はファミリーマート6店舗、島外では大手コンビニなどで利用可。時間帯は午前6時半~午後11時(年末年始、システム休止日除く)。住民票の写し、印鑑登録証明書、所得証明書、所得・課税証明書の4種類が取得できる。1部200円。
6日は同市名瀬のファミリーマート名瀬朝仁店でオープニングセレモニーがあった。
朝山市長は「最寄りのコンビニで休日関係なく取得でき、大変便利になった。ただしサービス利用にはカードが必要。この機会にぜひ作成を」とあいさつ。テープカット後、朝山市長が店内のマルチコピー機を操作して自身の住民票の写しを発行した。
同市は19日午前10時から名瀬総合支所2階市民課を日曜開庁し、マイナンバーカードの申請・交付を受け付ける促進キャンペーンを行う。