ポスター素材活用を コロナ対策、見える形で 奄美市
2020年07月17日
政治・行政
奄美市は16日、事業者の新型コロナウイルス対策に役立ててもらおうとポスターなどの啓発用データ素材を作成し、市ホームページに掲載した。「手洗い徹底」など各店舗が行っている取り組みを21個の絵柄でデザイン。これらを組み合わせてダウンロードすることでオリジナルポスターが作成できる。健康増進課は「目に見える形で掲示すると来店客の協力が得やすいのではないか。客側も店を選ぶ際の参考にできる」として広く活用を呼び掛けた。事業者のホームページ、イベントなどでも使用可能。
啓発用素材は、事業者向けの感染防止対策チェックシート2種、ポスター素材、店内掲示用張り紙、連絡先などを記入する来店者カード。市民向けには予防周知ポスターを用意した。
このうち事業者用ポスター素材は「マスク着用」「こまめな換気」などの絵柄を選び、フレーム素材に張り付けてダウンロード、印刷する。イラストは市公式キャラクターのコクトくんとロビンちゃんを用いた。
奄美大島5市町村は今月、独自に5段階の新型コロナ警戒レベルを作成し、住民らへ対策の徹底を呼び掛けている。同課は「現在島内での感染者は確認されていないが、往来の制限がない今、感染リスクは高まっている。一人ひとりが気を付けてもらうためにも周知を図りたい」と話した。
インターネット環境などが無く、印刷が難しい場合は市役所で対応する。電話0997(52)1111市企画調整課。