余剰3回分、看護師に接種 奄美ワクチンセンター

2021年04月21日

政治・行政

 奄美市名瀬の新型コロナウイルスワクチン集団接種会場「奄美ワクチンセンター」で20日、予約キャンセルに伴い発生したワクチンの余り3回分を、会場で業務に当たる看護師3人に転用して接種したことが分かった。余剰ワクチンをめぐっては全国で廃棄するケースが生じ、国が現場の状況に応じて柔軟に対応するよう呼び掛けていた。

 

 市健康増進課によると、当日予約していた人が欠席したことなどから、3回分の余剰ワクチンが発生した。市側は、接種業務に当たる看護師らを事前にリストアップし、順次接種する態勢を整えていた。

 

 奄美ワクチンセンターは19日、奄美文化センター内に開設され、島内4市町村の医療従事者らの接種がスタート。2日目の20日は105人が接種を受けた。