和泊町役場で閉庁式、63年の歴史に幕

2018年12月29日

政治・行政

町職員や役場OBが出席し、慣れ親しんだ庁舎に別れを告げた和泊町役場本庁舎の閉庁式=28日、同町和泊

町職員や役場OBが出席し、慣れ親しんだ庁舎に別れを告げた和泊町役場本庁舎の閉庁式=28日、同町和泊

 完成した新庁舎への事務移転に伴い、和泊町役場本庁舎が28日、63年の歴史に幕を下ろした。本庁舎玄関前で閉庁式を行い、伊地知実利町長をはじめ町職員、議員、役場OBらが出席。慣れ親しんだ庁舎との別れを惜しむとともに、新庁舎でのさらなる行政サービスの向上へ気持ちを新たにした。

 

 現庁舎は1955年に和泊小学校として建設され、59年9月に和泊小が現在地に移転したのに伴い、役場が入った。

 

 式で伊地知町長は「幾度となく襲来した大規模台風に耐え、災害拠点施設としてさまざまな場面で機能を発揮してきた」と感謝を述べ、「新庁舎で新たなスタート台に立つが、職員は住民の行政サービス向上のため、元気と笑顔で一層尽力することを期待する」と職員に呼び掛けた。

 

 庁舎への感謝を込めて「みへでぃろ(ありがとう)」の横断幕が掲げられ、式終了後、出席者から拍手が沸き起こった。

 

 新庁舎は1月4日午前8時半に開庁式がある。現庁舎は同月中旬から解体工事が行われる。