国際交流員に辞令交付 レベッカ・ローズジーン・クレーグさん 奄美市で2人目
2021年11月11日
政治・行政
奄美市は10日、アメリカ出身のレベッカ・ローズジーン・クレーグさん(23)こと「ローズ」さんに国際交流員(CIR)の辞令を交付した。同市では2人目のCIRとなる。朝山毅市長はローズさんに辞令を手渡し「国際交流の礎となり、楽しく仕事に取り組んでください」と激励した。
CIRは、自治体国際化協会と国が推進する外国青年招致事業(JET)の職種の一つ。高い日本語能力が求められ、主に地方公共団体で国際交流活動に従事する。
米テキサス州出身のローズさんは米有名私立大学のブラウン大学で比較文学を専攻し、日本語や日本文学を学んだ。大学在学中の2019年には慶応大学に留学。国際交流のイベントに参加し北海道や大阪府などにも滞在した。
奄美大島への来島は初めて。赴任地は都市部以外を希望していたというローズさんは「知らない場所だったからびっくりした。海がとてもきれい。アイランドライフを楽しみたい」と話した。
ローズさんは市紬観光課に所属し、あまみ大島観光物産連盟などでも勤務する。前任のホワイト・ローズマリーさんから業務を引き継ぎ、国際交流や海外向けに奄美を紹介するウェブサイト「エクスプロア・アマミ」の運営などに携わる。任用期間は来年7月31日まで(更新で最長5年)。
ローズさんは「異文化交流を通してテキサスについて紹介したり奄美でいろいろなことを学んで、多くの人にシェアしたい」と今後の活動に意欲を見せた。