大島郡区は20・84% 県議選の未成年投票率

2019年06月12日

政治・行政

 県選挙管理委員会がまとめた県議会議員選挙(4月7日投開票)の年齢別投票者状況によると、未成年(18、19歳)の投票率は27・30%だった。内訳は19歳が23・02%、18歳は31・69%で、有権者全体の投票率44・38%を大きく下回った。大島郡区10町村の未成年投票率は20・84%で、県平均を6・46%下回った。

 

 大島郡区の町村別での未成年投票率は、徳之島町が13・94%で最も低く、喜界町18・82%、瀬戸内町21・54%、天城町24・05%、伊仙町24・68%、知名町36・54%。大和、宇検、和泊、与論の4町村について県は、未成年の有権者が少なく、個人の投票状況が特定される可能性が高いとして個別の投票率を明らかにしていない。

 

 未成年有権者の投票率が判明している県内市町村ではさつま町が36・95%で最も高く、10市町で30%超。一方、徳之島町や喜界町を含む5市町は10%台にとどまった。

 

 抽出調査に基づく年代別調査によると、20代以上で最も投票率が高かったのは75~79歳の67・13%で、最低は20~24歳の25・30%だった。

 

 若年層の投票率低迷を踏まえ、県選管は「引き続き市町村選管や教育機関などと協力、連携して主権者教育の充実に努める」としている。