奄美群島在住は20人 県全体2日連続200人超 新型コロナ

2021年08月19日

政治・行政

 県と鹿児島市は18日、県内で新たに202人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。前日に続いて2日連続で200人を超えた。奄美群島在住者は7市町の10~80代までの男女20人。

 

 奄美群島在住の感染者の内訳は▽奄美市4人(40代と60代の男性、20代と40代の女性)▽与論町4人(80代男性2人、40代と60代の女性)▽喜界町3人(10代男性、40代女性2人)▽徳之島町3人(70代男性、60代と80代の女性)▽天城町3人(30代男性2人、60代女性)▽伊仙町2人(40代男性、50代女性)▽龍郷町1人(40代女性)。

 

 このうち天城町の男性1人は徳之島町の飲食店を中心に広がったクラスター(感染者集団)関連。徳之島町の3人と伊仙町の2人、天城町の1人は徳之島徳洲会病院で発生したクラスター関連。累計でこの飲食店のクラスター関連は36人、同病院のクラスター関連は19人となった。クラスター関連ではない天城町の30代男性は、感染者との接触歴が確認されておらず、感染経路は不明となっている。

 

 奄美群島で18日に感染が発表された20人中、同日夕現在6人が医療機関に入院し、2人が宿泊療養中、12人が自宅待機している。同日、県内離島から島外への感染者の搬送はなかった。

 

 県は同日、伊佐市の県立北薩病院に勤務する20代の県職員女性1人が感染したと発表した。職場の消毒作業を17日に実施し、濃厚接触者は調査中としている。

 

 県内の感染者数は18日現在、5891人。17日現在、341人が医療機関に入院し、329人が宿泊療養中、627人が自宅待機中。重症者は2人で酸素投与が必要な中等症者は47人。