感染増、啓発チラシ配布へ 奄美市 休校措置も コロナ対策本部
2021年01月15日
政治・行政
奄美市新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・朝山毅市長)は14日、市役所で会合を開いた。市内での感染者急増を踏まえ、予防策の徹底を呼び掛ける啓発チラシの全戸配布を決定。同日夕、新たに10歳未満の女児を含む3人の感染が確認されたことを受けて、市教育委員会は15日に関係する学校を休校することを決めた。対象校数や期間などは明らかにしていない。
対策本部は、政府が緊急事態宣言の対象区域に7府県を追加したことを受けて開かれた。
14日現在の市内の感染者は累計21人。特に昨年末以降は毎週4、5人確認されており、奄美大島独自の新型コロナ警戒レベルは5段階中、2番目に深刻な「4」が続いている。
啓発チラシは広報紙「奄美市だより」号外。昨年12月30日からの16日間で感染者が計14人に上っていることから「感染リスクが非常に高まっている状態」と指摘。
マスク着用は「サイズの合った物を」「不織布は予防効果が高い」、手洗いは「室内に入るときや食事、調理前などに徹底」などとポイントを紹介した。18日から配布予定。
会議後、健康増進課は「改めて意識を持ち、しっかりと対策を実践してもらえたら」と話した。