新たに1人感染、1人死亡 与論町関連16日連続ゼロ 新型コロナ
2020年08月24日
政治・行政
【鹿児島総局】県は23日、県内で新たに1人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。霧島市在住の20代男性で、クラスター(感染者集団)関連ではない。与論町関連の感染者は確認されず、16日間ゼロが続いている。県は同日、県内の医療機関に入院していた高齢の感染者1人が死亡したと明らかにした。年齢や性別、居住地などは公表しない。感染者の死亡は県内で9例目。
県によると、霧島市の男性は、21日に発熱とせきの症状が出たため22日にPCR検査を受け、陽性と判明した。濃厚接触者や感染経路などは調査中で、潜伏期間とみられる時期に東京都に滞在していたという。具体的な滞在期間などについて県は明らかにしていない。
与論町で発生したクラスター関連の感染の収束見通しについて県は「(現時点で)最終的な判断はしていない」と説明。その上で、最後の感染確認から2週間以上が経過していることにも触れ「最も確実な判断については4週間(の感染ゼロ継続)という目安もある。クラスター対策班の意見も踏まえ、判断したい」との見方を示した。
県全体の感染者数は23日現在、342人。22日現在、医療機関に入院しているのは52人(うち重症2人、中等症12人)で、宿泊療養が13人、自宅待機が1人となっている。