申請受け付け本格化 奄美市
2020年05月28日
政治・行政
新型コロナウイルス感染対策の特別定額給付金(国民1人10万円)で、奄美市の郵送申請書が市内全世帯へ届き始めている。市特別定額給付金担当室では既に実施しているオンライン申請やダウンロード用紙による郵送申請と合わせ、本格的な受け付けがスタート。郵送申請者への給付は6月上旬からの予定。スムーズな給付のため正確な記入や必要書類を忘れず同封するよう呼び掛けている。
郵送申請書は2万3814世帯(4万2783人分)へ発送した。今週中には全世帯へ到着する見込み。オンラインなど申請済みの世帯にも届くが、返送の必要はない。
申請には①申請書②世帯主本人の確認書類のコピー(健康保険証、運転免許証、マイナンバーカードのいずれか1枚)③口座確認できる書類のコピー(通帳、キャッシュカードのいずれか1枚)│の3枚が必要。青色の返信用封筒に同封して返送する。感染予防の観点から、市役所窓口での直接の受け取りは原則対応していない。
福祉政策課によると、市民から「(申請書記入欄の)金融機関コードが分からない」という問い合わせが増えている。担当者は「各金融機関のホームページで確認するか、金融機関に問い合わせてほしい」と呼び掛けている。
申請の本格スタートに伴い事務作業の増加が予想されるため、市側は人工知能(AI)などを活用した独自の入力システムを導入して早期の給付を目指す。
申請方法別の受け付け状況はオンライン申請が693件(24日現在)、ダウンロード用紙による郵送申請が3452件(25日同)。うち2956件(6423人分)の給付を完了した。