男女共同参画の地域づくりを 奄美市
2021年04月22日
政治・行政
1日付で県男女共同参画地域推進員に委嘱された奄美市地区の6人が21日、朝山毅市長を表敬した。家庭や職場、地域における男女共同参画の推進役として、啓発活動やDV相談など草の根の取り組みに力を入れている。今期、新たに加わった伊集院美代子さん(63)、佐藤栄子さん(73)は「福祉の観点から地域の実情を把握し、先輩方に教えてもらいながら頑張りたい」「協力していい地域社会をつくれたら」と意気込みを語った。
推進員は県が市町村ごとに委嘱しており、奄美市は過去最多の6人となった。県内でも薩摩川内市、霧島市に次いで3番目に多い。任期は2年間。
委嘱を受けたのは新規2人のほかに、重信千代乃さん(65)、栄ヤスエさん(54)、荒田まゆみさん(72)、福原綾乃さん(69)。
この日の表敬では、一昨年に島内5市町村の推進員で連絡協議会を立ち上げたことや、市の男女共同参画あまみ会議の活動などが話題に上った。朝山市長は「コロナ禍で活動や会議は縮小していると思うが、市役所の施設も活用して」と呼び掛けた。