登録業者は「地元を優先」 納入希望者対象 初の説明会 名瀬・住用地区学校給食センター
2018年05月13日
政治・行政
奄美市立学校給食センター(名瀬・住用地区)の9月運用開始を予定している市教育委員会は12日、市役所会議室で物資納入業者説明会を開いた。参加者からさらに詳細な情報提供を求める声が上がったことから、センター側はあらためて品目別の説明会を開催するとした。
同市名瀬朝戸に建設中の給食センターは4千食規模の処理能力を持つ。衛生面に配慮した完全ドライシステムを採用。2献立方式でアレルギー食にも対応する。
現行の自校方式は1学期で終了し、2学期からは同センターで名瀬、住用両地区の小・中学校18校分を調理、配送する。
説明会は納入希望業者対象に初めて実施され、約30人が出席した。龍和隆所長が「安全で安心できる食材は子どもの成長のため、おいしい給食を作るためにも大事。ぜひ登録申請してほしい」とあいさつした。
説明によると、登録業者は原則として市内に営業所や住所を有することが条件。配達職員の腸内細菌検査(年3回以上)も義務付けた。希望者は5月末までに申請し、学校給食運営委員会の承認を受けて登録される。
出席者から保冷車所有の必要性について質問があり、同センターは「できる限り温度管理してもらいたいが、必ずしも保冷車を準備して対応をというわけではない」と回答。指定基準については「これまで個別の学校に納入してきた地元業者を優先したい」とした。
このほか「まだまだ細かい話を聞きたい」などと要望があり、センター側は近く品目別の説明会を開催するとした。