県、国への要望書提出を報告 創立100周年で式典も 県町村会
2020年11月05日
政治・行政
【鹿児島総局】県内24町村で構成する県町村会(会長・森田俊彦大隅町長)の第133回定期総会が4日、鹿児島市内のホテルであった。2019年度の一般会計決算など4件を承認。各郡町村会の「町村振興の諸施策に関する要望書」について、国、県に35項目を要望したことを事務局が報告した。同会は今年、創立100周年を迎え、同日は記念式典や懇親会もあった。
要望書は昨年度まで総会の承認を経て11月に提出していたが、次年度予算への要望内容反映を目的に、今年度から提出時期を変更。今年度は6月から7月にかけて県の担当部局と県選出の国会議員に提出した。
大島郡町村会の要望項目は①奄美群島国立公園の観光客受け入れ体制の充実に向けた補助事業制度の拡充②国民健康保険税への国の財政支援(3400億円)の恒久化と子ども医療費の無料化③農業関連事業での鳥獣被害防御対策(イノシシなど)の事業対象枠整備と拡充④与論港での安心安全な海上輸送対策向上のための港湾整備│の4項目。
35項目以外にも、特別重点事項要望として新型コロナウイルス対策関連の要望活動も3月から6月までに4回実施した。
総会には山元宗与論町長を除く23町村長が出席。終了後の創立100周年記念式典では、塩田康一知事や外薗勝蔵県議会議長らが祝辞を述べ会の節目を祝った。