自然遺産登録実現に意欲/TPP、県農業へ影響危惧―伊藤知事定例会見
2015年10月16日
政治・行政
伊藤祐一郎知事は15日の定例記者会見で、「奄美・琉球」の世界自然遺産登録の目標時期が最短でも2018年夏へ2度目の先送りとなったことを受け、奄美大島における地域特定が課題として残されているとの見方を示した上で、「今後はなるべく速やかに進展することを望んでおり、そういう状況に来たのかというのが私の認識だ」と述べ、登録の早期実現に意欲を見せた。(8面に関連記事)
環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意について「(関税撤廃品目から除外する農産物の)聖域5品目の取り扱いではわれわれの期待とはちょっと違ったのではないか。本県農業への多大な影響が危惧される」と述べ、交渉で衆参両院決議が守られたのかどうか疑問を呈した。