赤土流出防止啓発エコバッグ作成 徳之島
2021年03月24日
政治・行政
徳之島地域土砂流出防止対策連絡協議会(会長・瀬戸口寛徳之島事務所長)はこのほど、伊仙町に5年間在住し今春本土に転居するイラストレーターの竹添星児さん(39)と赤土流出防止を啓発するイラストを制作した。今回、イラストを活用した普及啓発物品第一弾としてエコバッグを作成。同協議会は「皆さんに使っていただくことで島民の目を引き、赤土流出防止の活動を知ってもらえれば」と期待を寄せている。
イラストは赤土流出防止活動の啓発を目的に制作。2020年7月からレジ袋が有料化となったことから、環境保全のために利用が推奨されているエコバッグの作成を決めた。
イラストは赤土が流出する陸地に生息するアマミノクロウサギやハブ、闘牛のほか、赤土流出して被害にあう海の生き物としてウミガメやクジラなどを描き、徳之島らしさを表現。赤土流出防止は英語で表記するなど日常使いしやすいデザインに仕上げた。
エコバッグは白と黒を各150枚作成。県や徳之島3町、建設業協会、とくのしま漁業共同組合など同協議会の会員に配布する。同協議会によると、今後はイラストを使ったTシャツや看板などの制作も検討しているという。
竹添さんは「海と陸の生き物を一つのマークのようなデザインに仕上げた。デザインが長く愛され、活用されることで、協議会の活動を後押しできれば」と話した。