デジタルポイントためよう! 奄美市が市民モニター募集 6月から実証実験

2024年04月10日

政治・行政

奄美市デジタル共通ポイント実証実験のイメージ(奄美市提供)

奄美市は、運動や健診受診でためたデジタルポイントを、スマートフォンでキャッシュレス決済できる「ありがっさまポイント」の実証実験を6月1日から実施する。市内の一部施設を利用したり、ウオーキングしたりすると、スマホのアプリにデジタル共通ポイント(ありがっさまポイント)がたまる仕組み。実証実験に当たり、市は20~70代の男女各40人ずつ計480人の市民モニターを募集している。

 

モニター申し込み専用QRコード

実証実験は、これまでアナログで実施してきた商品券やクーポン、スタンプシールなどの配布について、市民共通ポイントとしてデジタル化。市民の利便性向上や事業所の業務負担軽減の効果を検証する。

 

モニターにはスマホなどで使う専用アプリを発行。1ポイント1円で▽市内の一部公共施設や民間を含む運動施設の利用で30~100ポイント▽健診・検診で200~400ポイント▽1日当たりの歩数に応じて10~30ポイント(専用アプリで計測した歩数)▽本場奄美大島紬購入で3000ポイント▽高齢者の免許返納で3000ポイント▽大浜海岸清掃(谷木材商工主催)に参加で500ポイント-がたまる。

 

また、モニター参加者には500ポイントを付与し、アンケートに回答すればさらに500ポイントもらえる。

 

ためたポイントは、市内の一部公共施設や運動施設の入場・使用料、売店で利用可能。一部の飲食店、文房具店などでも使える。あまみ祭り協賛会や市PTA連絡協議会、市子ども会育成連合会へ寄付もできる。

 

実証実験によるポイント付与期間は6月1日~8月31日。ポイントが利用可能な期間は6月1日~9月30日となっている。

 

市デジタル戦略課の担当者は「市民が、より楽しみながら健康づくりや社会活動などに取り組む機運を醸成できれば。実証実験を通じてデジタル共通ポイントの効果と課題を検証し、新たな施策の展開につなげたい」などと話した。

 

モニター参加は、スマホを所持している20歳以上の奄美市民であることなどが条件。応募締め切りは5月6日で、希望者が多い場合は抽選となる。

 

申し込み方法は専用のQRコードをスマホなどの端末で読み取り、専用フォームに必要事項を記入する。最大4人までのグループでも申し込める。

 

事業の問い合わせは電話0997(52)1111の奄美市デジタル戦略課へ。