大規模改修が完了 10月に6年ぶり体育大会 宇検村陸上競技場

2025年05月07日

政治・行政

改修工事が完了した陸上競技場と、利用を呼び掛ける村教育委員会の正野太葉さん=2日、宇検村

宇検村が同村湯湾で2024年10月から進めていた村陸上競技場の改修工事が今年3月末に完了し、4月上旬に運用が始まった。基礎工事やトラックの全面張り替えを含む大規模改修。今年のイベントの目玉は6年ぶりの開催となる村民体育大会で、10月12日を予定している。

 

村教育委員会や村史年表によると、村陸上競技場は1989年に、当時土だったグラウンドを奄美初となる全天候型陸上競技場に改修。その後30年以上にわたって使用してきたが、トラックの舗装材が溶けたり、その部分に空気が入ったりするなど老朽化が進んでいた。

 

改修に伴う事業費は約1億9千万円。うち1億円はスポーツ振興くじの助成を受けた。この事業とは別に、敷地内にあるスタンド屋根の修繕やベンチの入れ替えも行ったという。

 

改修後もトラックは1周200メートル8レーン。全天候型の舗装となっているほか、隣接する芝生の張り替えや、砂場の砂の入れ替えなども行った。

 

競技場はすでにグラウンド・ゴルフやレクリエーション、ウオーキングなどで使用されており、村内外問わず一般にも開放されている。村教育委員会の正野太葉さん(34)は「陸上の練習やグラウンド・ゴルフ、ウオーキング、ジョギングなど健康増進も兼ねて利用してほしい」と話した。