会員集い親睦深める 5年ぶり総会開く 鹿児島名瀬会
2024年11月27日
郷友会
【鹿児島総局】県本土在住の奄美出身者らで組織する鹿児島名瀬会(永井洋臣会長)の2024年度総会が24日、鹿児島市の県婦人会館であった。会員ら約60人が参加。島唄などの余興で盛り上がり、親睦を深めた。
新型コロナウイルス禍の影響で総会を開催するのは5年ぶり。名瀬会としての活動規模は縮小したが、昨年は同会メンバーが鹿児島奄美会主催の奄美群島日本復帰70周年記念芸能祭や、南九州最大の祭り「おはら祭」に参加。大島高校野球部への寄付なども行った。
総会では会計報告などに続いて島唄や新民謡のステージ発表があった。永井会長(77)は「久しぶりの総会で会員が集まることができうれしく思う。もっと立派な名瀬会をつくっていきたい」と話した。
この日の総会には、高校演劇祭県大会(7~8日、鹿児島市)に出場し、奄美の復帰運動を描いた創作劇「朝は明けたり」で最優秀賞に輝いた伊集院高校(日置市)の演劇部も出席。劇を披露した後は、名瀬会メンバーと一緒に「島育ち」などの曲に合わせて踊り交流した。同部が12月20~21日に沖縄県である九州大会に出場することから、永井会長ら出席者がエールを送った。