出身者ら1700人集う 兵庫・尼崎で総会芸能大会 関西奄美会

2025年03月12日

郷友会

芸能大会のオープニングを飾った関西奄美民謡芸能保存会の演奏=9日、兵庫県尼崎市のアルカイックホール

関西地区の奄美出身者で組織する関西奄美会(先山和子会長)の第108回総会と芸能大会が9日、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホールで開かれた。奄美出身者や奄美群島から駆け付けた行政関係者ら総勢1700人が参加。奄美の振興に力を合わせていくことを確認したほか、各郷友会らが島唄や踊りを披露して盛り上がった。

 

スローガンは「故郷(ふるさと)との懸け橋 新しい時代に 新しい風を!」。郷土遥拝の後、先山会長は開会あいさつで「故郷との懸け橋として私たち奄美会として何ができるか。空き家問題や廃校問題など情報や課題を共有し、故郷の発展に寄与したいと考えて皆さんと語り合い取り組んでいる」などと話した。

 

総会では同会から奄美群島世界自然遺産基金への寄付金の贈呈もあった。

 

芸能大会のプログラムは31番。関西奄美民謡芸能保存会が稲すり節などを演奏してオープニングを飾り、続けて各郷友会らが大島紬やそろいの法被姿などで島唄や踊りを次々に披露した。

 

芸能大会のメインゲストは歌手の城南海さん。7年ぶりの出演という城さんは、デビュー曲の「アイツムギ」のほか、島唄も歌って会場を盛り上げた。最後は来場者が一体となって六調などを踊って親睦を深めた。