母校への思いと親睦深める 沖縄安陵会定期総会

2024年10月24日

郷友会

沖縄安陵会総会に参加した会員ら(事務局提供)=19日、那覇市

沖縄安陵会(鬼塚留美子会長)の2024年度定期総会が19日、沖縄県那覇市のホテルで開かれた。安陵会本部の山田摩理子会長と、奄美大島から県立大島高校の貴島邦伸校長が来賓として出席。会員17人が参加し、母校の思い出や近況を語り合い、親睦を深めた。

 

総会では、前年度の活動報告や収支、監査報告などが承認された。物故者報告として、沖縄奄美連合会会長を務めた奥田末吉さん(15期卒)が8月に亡くなったことが伝えられ、生前の功績などが紹介された。

 

懇親会で山田会長は、安陵会本部が今年創立70周年を迎えたことに触れながら「関東安陵会は本部より7年早く発足した。鹿児島安陵会の発足は五十数年前と聞いているが正確には分からない。沖縄安陵会も同様で、この会を始めたのが誰なのか、地域の歴史をひもとく年にしてほしい」などと呼び掛けた。

 

沖縄安陵会の顧問で、80年代に事務局長を務めた名富忠夫さん(13期卒)は、「日本復帰前に奄美出身だった琉球銀行の初代総裁が始めた同窓会が最初とも聞く。緩やかな組織体としてここまで続いてきた。若者の参加が少ないが、集まった人たちでこれからも盛り上げていくだろう」と語った。

 

沖縄安陵会の会員数は2023年9月現在、116人。うち、琉球大学などに通う学生が20人、一般会員が96人となっている。

(沖縄通信員・佐久本薫)