「にっぽん丸」徳之島に寄港 春の自然や文化を満喫
2019年04月10日
地域
【徳之島総局】商船三井客船の大型クルーズ船「にっぽん丸」(2万2472㌧)が9日、天城町平土野港に寄港した。乗船客らは島内観光を楽しみ、徳之島の文化や自然を満喫した。
にっぽん丸の徳之島寄港は2017年10月以来3回目。乗客は350人で、今回は7日に博多港を出港して屋久島、徳之島などを巡る「春の屋久島・徳之島・沖縄クルーズ」で寄港した。
歓迎セレモニーでは森田弘光天城町長が「素晴らしい自然と伝統のある徳之島を堪能して、満足していただけると期待している」とあいさつ。地元関係者から小尾達也船長へ花束と特産品が贈呈された。
乗客の多くはバスに乗り込み、島内一周や伊仙町のなくさみ館と犬田布岬を巡るオプショナルツアーに繰り出した。初めて徳之島を訪れたという会社員の佐藤総一郎さん(30)=山形県山形市=は、同僚ら3人と共にレンタカーで島内を一周。「海がきれいで、過ごしやすい気候。看板も多く、観光地を巡りやすかった」と話した。
同町商工水産観光課によると、18日の日本クルーズ客船の旅客船「ぱしふぃっくびいなす」をはじめ、今後年度内に3回のクルーズ船寄港を予定している。