「俊造あにぃの遺言」が選奨 島唄にささげた生涯描く エフエム鹿児島
2018年06月05日
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放送文化の発展に寄与した番組に贈られる第55回ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)の贈賞式が5月31日、東京・渋谷であった。エフエム鹿児島が制作した「わが人生、島唄にあり~俊造あにぃの遺言~」がラジオ部門の選奨に選ばれた。番組は昨年4月、82歳で死去した築地俊造さんを取り上げた。
築地さんは日本民謡大賞を受賞し、島唄の魅力を国内外に発信、普及に生涯をささげた。番組は55分。築地さんのインタビューと最後のステージ、島唄研究者への取材などで構成した。奄美大島のコミュニティーエフエムでも放送され、大きな反響を呼んだ。
今回の受賞についてエフエム鹿児島は「築地さんの姿を真正面からとらえた番組として評価されたと考えている。これからも奄美の文化、生活に寄り添った番組作りに精進したい」とコメントした。
エフエム鹿児島の受賞は3回目。第53回は「元ちとせの奄美唄紀行~戦後70年、島唄は今~」で奨励賞を受賞した。