うそ電話詐欺を未然防止/奄美署
2018年08月11日
地域
奄美署は10日、「うそ電話詐欺」を未然に防いだとして、奄美市名瀬の九州労働金庫大島支店の江畑友三佳さん(40)=同市名瀬=に感謝状を贈った。
江畑さんは7月6日午前、来店した40代女性が携帯電話で通話をしながら、窓口で19万円の借り入れを申し込んできた際、申し込み内容などに不審な点があったことから、警察に相談するよう女性を説得した。
同署などによると、女性の携帯電話にはインターネット上の有料コンテンツの未払いを通知するメールが届いていた。女性がメールに記載された電話番号に問い合わせたところ、「払わなかったり、電話を切ったりしたら裁判を起こす」などとしつこく請求されたという。
同署会議室であった贈呈式では、大川隆則署長から江畑さんへ感謝状が手渡された。江畑さんは「働いて得たお金が詐欺で奪われるのは許せない。詐欺は身近にあるということを窓口で伝える必要性を感じた」と話した。
同署は「管内でうそ電話詐欺の被害届は出ていないが、相談を受けることはある。注意してほしい」と呼び掛けている。