てくてく体操で頭と体のトレーニング 龍郷町
2019年03月31日
地域
龍郷町の地域サロン「どぅくさ会」会員を対象とした「てくてく体操教室」が28、29の両日、龍郷町内5集落であった。参加者たちは身体機能向上や認知症予防などが期待できるエクササイズ「スクエアステップ」を学んだ。
同町地域包括支援センターの高齢者介護予防事業の一環。自宅やサロンで活用してもらおうと、筋力トレーニング「楽らく体操」と共に推進している。
教室はエクササイズ考案者の中垣内真樹鹿屋体育大学教授を講師に招き、2月から3月にかけて、5集落で4回ずつ実施した。
29日、赤尾木公民館の教室には約20人が参加した。一辺25㌢の正方形が横4個、縦10個に並んだマットを使い、音楽に合わせてさまざまなパターンの足踏み運動に挑戦。参加者同士で声を掛け合い、徐々に複雑になるステップに意欲的に取り組んだ。
中垣内教授は「初回に比べ、ふらつきが無くなっている。皆さん一緒に楽しく続けて、また元気な姿を見せてほしい」と呼び掛けた。
参加した碇山丸雄さん(80)は「頭も体も使ういい運動。普段歩行器やつえが要る人も今回は補助無しで体操できていた。健康で長生きするために続けたい」と話していた。