サンゴ石垣を修復/与路島の景観、後世に

2015年11月08日

地域

サンゴの石垣を積む住民=6日、瀬戸内町の与路島(保護組合提供)

サンゴの石垣を積む住民=6日、瀬戸内町の与路島(保護組合提供)

 瀬戸内町の与路島で6日、石垣の修復作業が始まった。涼を呼ぶサンゴの石垣は国土交通省の「島の宝100景」に選ばれた島のシンボル。サンゴ石垣等史跡環境保護組合(福島勇会長)のメンバーが昔ながらの景観を残そうと力作業に汗を流している。
 今回は与路小中学校の通学路に連なる高さ2・8㍍、長さ24・5㍍の塀を修復した。作業はもともとの石垣を解体して一から積み直す根気の要る力仕事。10日の完成をめどに除草から床掘り、搬入、積み上げまで大半を人力でこなしている。