トンバラ岩照射灯運用を終了
2018年06月12日
地域
奄美海上保安部は11日、徳之島町金見の金見埼灯台内に併設していた金見埼トンバラ岩照射灯の運用を終了した。奄美海保によると、全地球測位システム(GPS)や自動船舶識別装置(AIS)など航海計器の発達・普及で、照射灯利用者が減少したため廃止を決めた。
トンバラ岩は同灯台の北北東4・1キロにあり、照射灯は1972年運用開始。照射時間は日没から日の出まで。同灯台から周期点滅される光の約5千倍の光度で、漁船や定期船の航行の障害となるトンバラ岩の存在を示して海の安全を守ってきた。
同日は海保職員2人が関連機器を確認した後、ブレーカーを落とした。金見埼灯台は引き続き運用する。奄美海保によると、管内の照射灯運用は龍郷町阿丹埼のみとなった。