ハンセン病文庫友の会で向井医師講演
2015年03月22日
地域
ハンセン病の元患者や支援者などで組織する「ハンセン病文庫友の会」(森山一隆代表)の総会と講演会が21日、奄美市名瀬の県立奄美図書館であった。同市のむかいクリニック院長の向井泰文医師が「ハンセン病と感染症」の演題で講演。医学の見地からハンセン病のり患率と発症率の低さを説明し「現在では、早期発見と治療で完治する病気」と述べ、ハンセン病に対する正しい知識の浸透を訴えた。向井医師によると、ハンセン病は1万~10万分の1㍉の大きさの細菌により感染。この細菌は非常に毒性が弱く、感染した場合でも発症の可能性は極めて低いが、まれに発症する場合があるという。