パッション受粉を体験/女子力で害虫不安飛ばせ、瀬戸内町

2016年04月09日

地域

花に手を沿え、筆を使って丁寧に受粉させる参加者=8日、瀬戸内町嘉鉄

花に手を沿え、筆を使って丁寧に受粉させる参加者=8日、瀬戸内町嘉鉄

 パッションフルーツの生産から販売までを体験する女性向けイベント「スイート・パッション・ストーリー」の第1弾が8日、瀬戸内町嘉鉄の町営農支援センターで始まった。奄美大島への果樹・果菜類の害虫ミカンコミバエ再侵入を受けて、移動規制の対象となっているパッションフルーツの生産農家が島外出荷の可否に不安を募らせる中、加工品化を視野に入れた新たな取り組み。第1弾の受粉体験には9人が参加。パッション農家の籾山育代さん(43)らの指導で、筆を使った地道な作業に汗を流した。第1弾は10日まで。