ヘルマンハープ愛好会発足 沖永良部「一緒に楽しもう」
2019年06月23日
地域
ドイツ発祥の弦楽器ヘルマンハープの愛好会が沖永良部島に誕生した。現在、島内の40~70代のメンバー10人で活動し、クリスマスシーズンに合わせたミニコンサート開催に向けて練習に励んでいる。
同楽器はドイツのヘルマン・フェー氏がダウン症の息子のために開発。音符が読めない人や年齢、障がいの有無を問わず誰でも弾けるのが魅力の一つ。
今年2月に日本ヘルマンハープ振興会長で、奏者の梶原千沙都さんのコンサートが島内で開催され、興味を持ったメンバーが「ヘルマンハープ倶楽部おきのえらぶ」として本年度、活動を始めた。
倶楽部マネジャーの清水恵子さん(62)=知名町=によると、普段はそれぞれが家で練習し、不定期で集まって音合わせをしている。
清水さんは「子どもも高齢者も、健常者も障がい者も誰もが楽しめる楽器。メンバーを募集しており、今後もいろんな人と一緒に音楽を楽しみたい」と参加を呼び掛けている。
和泊町の伊勢エツ子さん(74)は「梶原さんのコンサートでヘルマンハープの優しくきれいな音にひかれて、やってみたいと思った。とっかかりやすくて楽しいので、これなら長続きしそう」と笑顔で話した。