ペットの適正飼養啓発で街頭キャンペーン
2019年09月21日
地域
動物愛護週間(20~26日)に合わせて、ペットの適正飼養を啓発する街頭キャンペーンが20日、奄美大島のスーパー前2カ所であった。関係者計10人が買い物客らにチラシを手渡し、「ペットは愛情と責任を持って飼って」と呼び掛けた。
世界自然遺産登録を目指す同島で、野生化した犬(ノイヌ)や猫(ノネコ)が国の特別天然記念物アマミノクロウサギなどの在来生物を襲って生態系を脅かしている問題を受けて、国、県、市町村など関係機関で構成するノイヌ・ノネコ対策検討会が2015年から実施している。
奄美市名瀬のスーパー前では、参加者らがチラシを配って猫の室内飼いや繁殖を制限するための不妊手術、マイクロチップの装着などの周知を図った。
同検討会事務局の県大島支庁衛生・環境室は「ペットは途中で投げ出さずに最後まで大切に飼ってほしい。ノイヌ、ノネコの発生源対策にもつながる」と述べた。
徳之島でも25日に3カ所で街頭キャンペーンがある。