一重一瓶囲み先祖送る 徳之島
2019年08月16日
地域
新暦の月遅れ盆と旧盆の送り日に当たる15日、月遅れ盆が定着している徳之島では一族が墓前で車座となり、一重一瓶を囲んで先祖の霊を慰める姿が見られた。
同町亀津地区など一部地域は、送り盆に墓前で宴席を設けて先祖を送る風習がある。亀津北区の墓地は午後4時ごろから住民が集まり始めた。墓参した人たちは近況を語り合い、酒を酌み交わして一族の絆も深めた。
親戚同士の永濵家と義村家は互いの墓を行き交い親交を深めた。永濵家の重岡四男さん(71)は「年に1回、島外からも親戚が集まる大事な日。みんなで先祖を供養したい」と話した。
(徳之島総局)