交通・地域安全運動スタート 群島各地
2019年05月11日
地域
全国一斉の交通安全運動・地域安全運動(11~20日)のスタートを前に10日、奄美群島各地で出発式や街頭キャンペーンが展開された。交通安全運動は「子どもと高齢者の交通事故防止」を最重点に位置付け、地域安全運動では子ども、女性、高齢者の犯罪被害防止に力を入れる。
交通安全運動の重点は①子どもと高齢者の安全な通行の確保②高齢運転者の交通事故防止③自転車の安全利用推進④全座席でのシートベルト・チャイルドシートの着用徹底⑤飲酒運転の根絶―の5項目。
奄美署は同日、奄美市名瀬の多目的屋内練習場サンドームで出発式を行った。自治体やボランティア団体など約100人が出席。名瀬幼稚園の園児4人を一日交通課員に任命した。
りりしい制服に身を包んだ園児たちは「道路で遊びません」「交通ルールを守ります」「知らない人について行きません」などと宣言。同署マスコットキャラクターのカケルくんも見守った。
井上昌一署長は「安全・安心は警察だけではつくれない。地域の皆さんのご協力を願いたい」とあいさつ。鹿児島ヤクルト販売㈱大島営業所が「子ども見守り事業所」の委嘱を受けたほか、交通安全協会表彰があった。式の後はパトカーや青パトが次々に安全パトロールへ繰り出した。
奄美署喜界幹部派出所と瀬戸内署でも同日、出発式を行った。奄美署管内の交通安全功労者、優良運転者表彰の被表彰者は次の通り。(敬称略)
▽交通安全功労者・金賞 加納丈士▽同・銀賞 牧暁子▽同・銅賞 島川小夜子、村田千恵子▽優良運転者・銅賞 本田誠、加利幸、前田秀樹、前田輝幸