健やかな成長願い出産祝い金 大和村 6組の家族に贈呈

2024年10月01日

地域

伊集院幼村長(前列右から4人目)から出産祝い金を受け取った6組の新生児の家族=9月30日、鹿児島県大和村

大和村は9月30日、今年7、8月に誕生した村内の新生児6人の保護者に、出産祝い金を贈呈した。同日、村役場で贈呈式があり、伊集院幼村長が保護者に祝い金を手渡して、6人の健やかな成長を願った。

 

祝い金制度は2004年にスタート。子どもを産み、育てやすい村づくりの一環で、全国的に人口減や少子化が課題となる中、定住を促進し、出費が多い子育て世代の生活を支援するのが目的。制度改正を重ね、現在は第1子20万円、第2子30万円、第3以降は50万円が支給される。

 

贈呈式には新生児6人と保護者が出席。7月27日に生まれた坂本瑠璃ちゃんの父、亥さん(40)と母、麻衣さん(40)は昨年、大阪から同村大棚に移住した。「(祝い金贈呈は)素直にうれしい。生活費などに充てたいと思う」と話し、瑠璃ちゃんについては「伸び伸びと育ってくれたら」と願った。