元気なまちづくり誓う 賀詞交歓会に100人 奄美大島商工会議所
2020年01月08日
地域
奄美大島商工会議所(有村修一会頭)の新春賀詞交歓会が6日、奄美市名瀬のホテルであった。経営者や行政関係者ら約100人が出席。新年の幕開けを祝い、地域経済の飛躍を誓った。
昨年12月に第7代会頭に就任した有村会頭は「元気なまちづくりを基本に活動していく」とあいさつ。令和元年となった昨年からの日本経済を「民間投資は底固く、緩やかな拡大を続けている」とした一方、「人手不足や経営者の高齢化による中小企業廃業の増加などが経済成長の足かせになっている」と指摘した。
また、消費税が10%に引き上げられ、仕入れ価格が上昇するなど奄美でも企業を取り巻く経営環境は厳しくなっていると強調した。奄美群島振興開発特別措置法の延長、格安航空会社ピーチ・アビエーションの成田、関西国際空港線の就航など経済発展を後押しする取り組みもあるとして「子(ね)年は繁栄の年ともいわれる。昨年以上の繁栄を期待する」と力を込めた。
来賓の松本俊一県大島支庁長、朝山毅奄美市長は奄美・沖縄の世界自然遺産登録への取り組みや陸上自衛隊奄美駐屯地開設など昨年の話題を振り返りつつ、「奄美豪雨災害から10年。引き続き防災、減災に努めたい」「群島12市町村で力を合わせて地域発展に取り組む」などと述べた。
鏡開きでは有村会頭らが威勢よくたるを開け、来場者は今年1年の飛躍や今夏の世界自然遺産登録実現を願って奄美黒糖焼酎で乾杯。抽選会や八月踊り、六調などと続いた。