先人の偉業に思いはせ おがみ山でも復帰の集い
2018年12月26日
地域
奄美群島の日本復帰記念碑のある奄美市名瀬のおがみ山公園で25日、市民の集いがあった。市民有志ら約30人が参加。運動の中心となった泉芳朗の胸像に献花し、無血の運動で復帰を成し遂げた先人の偉業に思いをはせた。
市などが主催する記念行事の会場変更に伴って、おがみ山日本復帰のつどいを伝承する会が2016年から同公園で開催している。
参加者の「日本復帰の歌」「朝はあけたり」斉唱に続き、呼び掛け人代表の大津幸夫さん(85)は「おがみ山は復帰を記念する場所。戦争のない平和な平成最後の集いを迎えられてよかった。これからもこの場所で平和を願い続けていこう」とあいさつした。
参加者は胸像に白ギクをささげて手を合わせ、先人の遺徳をしのび、次代の奄美を支える子や孫への伝承も誓った。