台風で盆用の花も品薄 奄美市
2018年08月23日
地域
台風19号接近の影響で県本土からの定期船が欠航し、旧盆(23~25日)を控えた奄美群島では切り花など一部の商品が品薄状態となっている。
奄美市名瀬の生花店は欠航が分かった20日、急きょ仕入れを空輸に切り替えて対応。迎え盆前日の22日は午前中から盆用の花を買い求める客が詰め掛けた。
同店の従業員は「どうにかいつもと同じ量を確保でき、ほっとしている。仕入れの費用はかさむがお盆にはお花がないと」と笑顔を見せた。
奄美市名瀬の永田橋墓地には同日、台風後の片付けや迎え前の最後のごみ出しなどで多くの人が訪れた。墓掃除をしていた市内の70代女性は「今年は花がなくて困った。家に迎えた後に仏前に供える分だけは用意できたので、墓用の花は我慢してもらう」と話していた。