名瀬中央青果、パッションにキロ2020円のご祝儀相場
2020年01月06日
地域
奄美市の名瀬中央青果株式会社(森山直樹社長)で5日、初競りがあった。行政関係者も出席して今年1年の商売繁盛を三本締めで祈念。昨年の初競りでは台風被害で入荷しなかったポンカンなども並び、荷さばき所に威勢のいい掛け声が響いた。
名瀬中央青果の初競りは午前8時半に始まった。森山社長は「今年は国内で大きなイベントがある。商売によい影響があると期待している」、朝山毅奄美市長は「皆さんと連携して流通体制をしっかり整え、奄美ならではの青果物、食を消費者に届けていこう」とそれぞれあいさつした。
朝山市長の鈴の音を合図に競りが始まり、生産農家が出荷したダイコンやキャベツ、バナナ、パパイアなどが次々と競り落とされた。
この日の入荷量は野菜1952・8キロ、果実1159・2キロ、花き752・5キロ。地場産果実が並んだものの、暖冬や日曜日の初競りとなったことで全体の入荷量は昨年より減少。単価も平年より安価傾向だった。
恒例のご祝儀相場はパッションフルーツに2020円(1キロ)の高値が付いた。