名瀬港で年末特別警戒 テロや犯罪の未然防止へ 奄美海保
2024年12月29日
地域
奄美海上保安部(大場伊佐大部長)は28日早朝、奄美市の名瀬港旅客ターミナルで年末年始の特別警戒を行った。鹿児島発下り便のフェリー入港に合わせて実施。職員6人が待合所や乗下船通路を巡回し、不審物が置かれていないかや、不審者がいないかなど警戒の目を光らせた。
テロへの警戒や犯罪の未然防止が目的で、年末年始やお盆休みなど人の動きが活発な時期に合わせて実施している。
28日は午前5時のフェリー入港に合わせ、防弾防刃の救命胴衣や警棒、無線機などを身に着けた海保職員が巡回。ターミナル内では、ごみ箱や通路脇などに不審物がないかを確認し、岸壁や乗下船通路では、下船者や乗船者に不審者がいないか警戒した。施設管理者にも発見時の通報を依頼した。
同部警備救難課の寺川隼史(●としふみ)警備係長は「年末年始は人の往来が活発になる時期。こうした活動を通じて、不審事象の早期発見に努めていきたい」と話した。
この日は名瀬港で220人が下船し137人が乗船した。同部では年明けの3日夜にも、特別警戒を行う予定。