地域のお年寄りもてなす 奄美看護福祉専門学校
2018年09月08日
地域
奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)で7日、「小湊敬老感謝の集い」があった。学生たちは、地域に住む75歳以上のお年寄り約30人を学校に招待。日頃の感謝の気持ちを込めて演芸や薬膳料理、マッサージなどでもてなした。
「敬老の日」(9月18日)にちなんだ恒例行事で、21回目。舞台演芸は祝い唄「ヨイスラ節」で幕開け。古見方へき地保育所の子どもたちが劇や踊りを披露し、学生は手話コーラスやエイサーなど多彩な演目で会場を盛り上げた。
昼食は調理師養成学科が用意した「薬膳ひやむぎ野菜あんかけ」と赤飯を堪能。最後は小湊八月踊り保存会の唄とチヂン(太鼓)に合わせ全員で「島のブルース」や八月踊り、六調を踊り締めくくった。
毎年参加を楽しみにしているという富岡トシエさん(88)は「みんな孫のよう。優しくて思いやりがあっていい子たち。料理もおいしくて楽しかった」と笑顔。接待係を務めたビジネス情報学科1年の林初菜さん(18)は「授業で習ったことを生かして楽しんでいただけるよう心掛けた。喜んでくださってうれしかったし、自分も自然と笑顔になれた」と話していた。