坪山豊さん死去 奄美島唄の第一人者
2020年07月21日
芸能・文化
奄美島唄の第一人者で「ワイド節」を作曲した坪山豊さん(つぼやま・ゆたか=南海文化賞受賞者)20日午後5時7分、老衰のため入院先の奄美市内の病院で死去した。89歳。自宅は奄美市名瀬港町6の7。新型コロナウイルス感染拡大防止のため通夜、告別式は近親者のみで執り行う。告別式は22日午前8時半から同10時まで、同市名瀬末広町17の3の青葉会館で受け付ける。喪主は妻の利津子(りつこ)さん。
宇検村生勝生まれ。1980年、第1回奄美民謡大賞で大賞受賞。奄美島唄の第一人者として普及や後継育成に尽力、海外公演にも積極的に参加した。長男の良一さんと共に、奄美伝統の板付け舟を造る舟大工としても知られた。2001年に第25回南海文化賞(郷土・民俗部門)を受賞した。