外国人実習生をおもてなし
2019年02月11日
地域
島内の若手農家ら有志でつくるエラブネクストファーマーズ(ENF)主催の「外国人技能実習生おもてなしパーティー」が9日夜、知名町のエラブココであった。働き手不足が指摘される中、異国から来て島の産業を支えてくれる実習生に感謝と歓迎の気持ちを伝えようと企画。参加者はバーベキューと国際交流を楽しんだ。
島内で外国人技能実習生を受け入れている事業所をメンバーのつてで当たって参加を呼び掛けた。3事業所からベトナム人8人、中国人1人の計9人が参加。招待を受けた今井力夫知名町長をはじめ企画賛同者ら日本人を合わせて20人余が交流した。
今月5日は旧正月。中国やベトナムでは重要な祝祭日として盛大に祝うことや、「肉の日(2月9日)」にちなんで日程を設定。イベントはメンバーの手弁当で、日本人参加者から参加費を集めた。
日本語を話せる実習生が多く、会話もはずんだ。日本人参加者もベトナム語や中国語の単語が書かれたメモを手に、積極的に話し掛けていた。
和泊町内の花農家で働くベトナム人のニュンさん(26)は「とても楽しい。皆さんに会い本当にうれしいです。ありがとう」と笑顔を見せた。
ENF代表の要秀人さん(36)は「来てくれたからには沖永良部島を楽しんで、よいところをたくさん知ってほしい。島の自分たちに何ができるのかも、もっと考えたい」と話した。