大和村宮古崎つつじウオークに112人、植樹も

2019年03月11日

地域

宮古崎のリュウキュウチク群生地を歩く参加者=10日、大和村

宮古崎のリュウキュウチク群生地を歩く参加者=10日、大和村

 大和村国直の第10回「宮古崎つつじウオーク」(同実行委員会主催)は10日、国直公民館を発着点にあった。村内外から112人が参加。強風の中、東シナ海が一望できる宮古崎からの景色を眺めながら力強く歩を進め、タイワンヤマツツジの苗木150本を植樹した。

 

 宮古崎は国立公園に指定されている。かつてはタイワンヤマツツジの群生地だったが、盗掘などで減少しているとして、集落住民の有志がその再生と自然保護の意識を高めることなどを目的にウオーキングを毎年開催してきた。コースは往復約5キロ。

 

 岬一帯はササ類のリュウキュウチクが群生し、地元住民らは岬を「ササント(ササの塔)」とも呼ぶ。参加者がササの草原をバックに記念撮影を楽しむ姿も見られた。

 

 初めて参加した大川小5年の大里雄翔君(11)=奄美市名瀬=は「友達と話しながら歩いたらあっという間だった。宮古崎では海がきれいに見えた。ツツジは大きく育ってほしいと思って植えた」と話した。

 

 参加者はゴール後、実行委員会が準備したカレーをおいしそうに食べていた。集落内のカフェでミニ音楽ライブもあった。