奄美2535人、前月比85%増 5月の新型コロナ感染者

2022年06月05日

地域

 鹿児島県で5月に確認された新型コロナウイルス感染者は1万7163人で、前月(2万550人)の0・84倍と減少した。うち、奄美群島在住者は2535人で、前月(1371人)の1・85倍、前々月の3・07倍と拡大が続いた。

 

5月の1日当たり平均感染者数は県内が590・5人(前月685人)、奄美群島が87・8人(同45・7人)。奄美では3日、約4カ月ぶりに100人を超えた。100人以上は5月だけで13日間あった。最も多かったのは7日の138人で、前日には伊仙町のスポーツイベントでクラスター(感染者集団)の発生が発表された。

 

5月の市町村別は▽奄美市1265人(前月比401人増)▽大和村28人(同14人増)▽宇検村7人(同1人減)▽瀬戸内町153人(同12人増)▽龍郷町205人(同105人増)▽喜界町42人(同18人増)▽徳之島町361人(同331人増)▽天城町165人(同162人増)▽伊仙町319人(同271人増)▽和泊町83人(同13人減)▽知名町33人(同8人減)▽与論町60人(同58人増)。

 

奄美市、龍郷町、徳之島3町など9市町村で増加し、宇検村と沖永良部島の2町は減少した。

 

6月2日現在の県内の病床使用率は30・7%。うち重症者用は6・1%。県は梅雨時期に合わせ、「雨が降っていても定期的な換気を忘れずに」などの感染防止対策を呼び掛けている。