奄美Iターン者が海浜清掃 奄美市名瀬有良
2019年07月15日
地域
奄美大島への移住者有志で作る「奄美Iターンフレンズの会」は13日、奄美市名瀬有良の海岸に流れ着いたプラスチックごみの清掃に取り組んだ。海のプラごみ汚染対策が世界的にも課題となっている中、参加者たちは、あらためて奄美の海岸に漂着したプラごみの多さに驚きながら、一つ一つ熱心に拾い集めていた。
同会は、有良出身で昨年9月に同集落で宿泊施設「いもーれ奄美民泊村」を開業した久井輝幸さんと、新潟県出身の妻利加さんが創設。地域に溶け込むきっかけを探している奄美の移住者たちに声を掛け、毎月1回、名瀬市街地で交流会を開いている。
民泊を営業しながら、目の前の有良海岸にプラごみが多く流れ着くのを懸念していた久井さん夫婦。会に海浜清掃を提案したところ賛同を得て13日、メンバー有志が集まり、ペットボトルや発砲スチロールなどのごみを拾い集めた。
約30分で集まったごみは6袋分。参加した同市名瀬の自営業、明内真樹さん(42)は「外国語で書かれたペットボトルがこんなに多く流れ着いていることを初めて知った。奄美の海はきれいな方がいい。これからも見つけたら拾いたい」と話した。
代表の久井利加さんは「奄美が好きで移住してきた人ばかり。もっと島暮らしを楽しめるように取り組みたい」とメンバーも募集している。090(4604)3894=利加さん。