実戦想定した格闘術体験会 地元格闘家招き隊員13人参加 空自沖永良部島分屯基地
2024年06月20日
地域

平原伸泰さん(手前右)から格闘術の指導を受ける隊員ら=15日、知名町
知名町の航空自衛隊沖永良部島分屯基地(大枝慎太郎司令)で15日、同町在住の格闘家・平原伸泰さん(53)を招いた格闘術体験会があった。隊員13人が参加。実戦で使える護身術や打撃技を学んだ。
体験会は地域交流の一環で初開催。地域住民の見学も受け入れた。
平原さんが実戦を想定した護身術や関節技、寝技などの手本を示しながら分かりやすく指導。参加隊員は2人一組になって学んだ技を繰り返し練習し、体に覚え込ませていた。
参加した同基地警備職の大西佑亮さん(34)は「実戦的な技術を学べ、ためになった」と感想。大枝司令(44)は「われわれの知り得る格闘技術以外を学ぶことは隊員のいい刺激になる」と話した。
平原さんは沖永良部島で素潜り漁を営む傍ら、平日4日間は沖縄の米軍基地で格闘技インストラクターを務めている。「今は米軍の指導もあり時間がないが、いずれは漁師として島魚を供給する以外に、格闘術を指導するなど、島に恩返しできるような事をしていきたい」と話した。