巨大クリスマスツリー出現 日本復帰を記念し点灯 きょうまで 奄美市
2024年12月25日
地域
クリスマスイブの24日、奄美市名瀬矢之脇町の名瀬第二地方合同庁舎に隣接する敷地に巨大なクリスマスツリーのイルミネーションが出現した。午後7時、ツリーを飾り付けた1万1200個の電球が点灯。夜空を背景に鮮やかに光り、見物に訪れた人々の目を楽しませた。
ツリーはクレーンでつり下げた円すい型で、底は直径20メートル、高さ55メートル。県建設業青年部会奄美支部とNPO法人ゆいむすび実行委員会が「光にのせて継ぐ想い 燈―あかり―」をテーマに企画。クリスマスと奄美群島の日本復帰記念を合わせ、初めて実施した。
同日は午後7時前から親子連れらが続々と会場に集まった。点灯式で且優藏支部長(39)は「先人たちが復帰のために血がにじむ思いで頑張っていただいた。大事な日を忘れず、後世に伝えていくイベントとしていろいろなことを思いながら、明るい気持ちで楽しんでほしい」とあいさつ。カウントダウンでツリーに明かりがともされ、集まった人たちから歓声が上がった。
サンタクロースによるプレゼントもあり、子どもたち一人一人にお菓子が配られた。ステージでは地元の音楽愛好家らによるパフォーマンスもあった。
家族と訪れた三宅花南(かなん)ちゃん(6)=同市名瀬=は「きれいだった。お菓子がもらえてうれしかった。クリスマスにはローラースケートがほしい」と笑顔を見せた。
ツリーは25日も午後6時から午前0時まで点灯する。