帰省ラッシュ始まる 再会に笑顔、地震情報心配の声も 奄美空港
2024年08月10日
地域
お盆休みを故郷で過ごす人たちの帰省ラッシュが始まった。奄美市笠利町の奄美空港到着ロビーでは9日、大きな荷物を抱えた帰省客と迎えに訪れた家族らが再会を喜び「おかえり」「待ってたよ」と弾んだ声を交わす姿が多く見られた。日本航空(JAL)によると、奄美群島発着路線の下りのピークは10日、上りピークは17日となっている。
奄美大島に住む姉の元へ、京都府から家族と共に来島した内村淳一さん(46)は「毎年夏に訪れており、一年ぶりの奄美。のんびりできるのがいいところ。釣りやシュノーケル、食べ歩きを楽しみたい」と話した。
一方、8日に南海トラフ地震臨時情報が発表されたことを受け、海のレジャーなどを心配する声も。鹿児島市から帰省した20代女性は「地震情報は少し心配。(鹿児島市の)自宅は一応、揺れの対策をしてきた。奄美では海遊びを楽しみにしていたけれど、気を付けたいと思う」と話した。
JALの予約率は9~13日の下りがいずれも80%を超え、ピークは10日の92・3%。上りは14~18日が80%以上で、ピークは17日の85・6%。奄美群島発着路線の総予約数は前年比93・3%で、関西方面を除きいずれの路線も前年を下回っている。