店員が機転、詐欺被害防ぐ ファミマに感謝状贈呈 瀬戸内署

2018年12月28日

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市野署長から感謝状を受け取るファミリーマート瀬戸内店の田井店長=27日、瀬戸内署

市野署長から感謝状を受け取るファミリーマート瀬戸内店の田井店長=27日、瀬戸内署

 瀬戸内署は27日、架空請求詐欺を未然に防いだとして、同町古仁屋のファミリーマート瀬戸内店に感謝状を贈った。店長の田井ゆみのさん(48)=同町古仁屋=は「普段の心掛けもあり、従業員の機転で詐欺被害を防げた」と話した。

 

 同署によると、今月14日午前、来店客が電子マネーを30万円分購入しようとした際、金額の大きさを不審に思った従業員が同署に連絡し相談。客が架空請求詐欺に遭いそうだったことが発覚したという。

 

 同署会議室であった贈呈式では、市野孝志署長から田井さんへ感謝状が手渡された。田井さんは「警察の呼び掛けもあり、客への声掛けなどをするようにしている。詐欺被害防止に貢献できるよう、今後も取り組みたい」と語った。

 

 同署管内では今年11月末時点で、架空請求詐欺に関する相談が13件寄せられている。年末年始特別警戒期間(10日~来年1月10日)中の詐欺被害防止に、市野署長は「地域の防犯意識の高まりを感じる」と話した。