徳之島町コースが開通 奄美トレイル
2019年01月28日
地域
【徳之島総局】奄美大島と徳之島の世界自然遺産登録に向け、県が奄美各島でコース設定を進めている「世界自然遺産 奄美トレイル」の徳之島町コースの開通式が27日、同町健康の森総合運動公園自由広場であった。開通を記念し、春らんまん桜ウオーキング(同町社会教育課、県自然保護課など主催)も併催。公園内2㌔とトレイルを含む4㌔の2コースに約80人が参加し、自然を楽しみながら思い思いのペースで歩いた。
同トレイルは奄美群島をつなぐ長距離の自然歩道。▽地域住民が地域の誇りを再認識し、地域を元気にするきっかけとなる▽自然や人とのつながりを感じる心を育む▽奄美群島の島々のつながりを深める―道を目指して、2016年度からコース選定を進めている。
徳之島町は「亀徳新港・下久志(11・4㌔)」「母間・花徳・山(12・9㌔)」「金見・手々(8・3㌔)」の3コース。主に海岸線を中心に選定した。総延長は32・6㌔。
開通式で県環境林務部の藤本徳昭部長は「素晴らしい海と山を散策する徳之島町のコースが今後どのように活用していくかは、皆さんの尽力に掛かっている」とあいさつした。
参加者は午前9時20分、号砲とともに公園の自由広場を出発。2㌔コースでは公園内のヒカンザクラも花見を楽しんだ。4㌔コースでは、トレイルの亀徳新港・下久志コースの一部で海と山を望むサトウキビ畑周辺を散策した。参加者にトレイル開通を記念したリュックも贈られた。
県によると、奄美トレイルは2月に宇検村と喜界町で開通を予定している。